はじめに
実は日本の政府はスーパーシティ・デジタル円・6G・ムーンショットなど、かなり近未来的な成長戦略や構想を本気で考えていることをあなたはご存じでしょうか!?
どうも!!森星 モリリンです!!
今回はそんな日本政府が本気で考える近未来の日本の姿の一つである。デジタルと農業を融合したスマート農業についてご紹介させて頂きます。
目次
スマート農業とは
AI(人工知能)・ロボティクス・各種センサー・位置測定システムなどの最先端技術を使用することにより、半自動化もしくは完全自動化を目指すことで農業の簡略化や軽労働化を実現して、一人当たりの農業作業面積の向上及び生産性向上を目的とした。最先端且つ近未来的な農業方法のことです。
スマート農業は何故必要?
近年、農村地の少子高齢化は劇的に進んでいるうえに都市への人口集中などの影響もあり、農業分野の担い手の減少が問題視されています。
それに伴い、一人当たりの農業作業面積は年々増加して来ています。しかし、一人で管理できる作業面積には限界があり、溢れた農地は管理されずに各地で荒れ果て野生動物の増殖など新たな問題も生み出しています。
実際に私は携帯電話の電波も入り難いような田舎の出身ですが、少子高齢化により農業を行えなくなる家が増えており、私の実家も田んぼが荒れて近所の迷惑にならないように近くの若い人にお願いして稲を育てて頂いています。
この状況を打破するためにも、スマート農業を推進することで一人当たりの農業作業面積の向上及び生産性向上を図る必要があるのです。
農業にハイテクをどう取り入れる?
スマート農業と言っても、実際にどのように農業の真逆に存在するようなハイテクを農業に取り入れるのでしょうか!?
一つは、車などで現在注目を集めている自動運転をトラクターに代表される農業機械に取り入れることが考えられます。これは、GPSやみちびき(準天頂衛星システム)などの位置測定衛星を使用したり、農地をドローンにより撮影することで正確で高度なマッピングを行うことによりトラクターなどで半自動もしくは完全自動で農地を耕したり、刈り入れを行ったりする方法です。
他にも、ドローンとAI(人工知能)を組み合わせることで害虫の発生状況を確認して駆除を行ったり、AI(人工知能)・センサー・ロボティクスをフルに使用することで農作物の収穫を行うことも出来るようにすることも考えられますし、農業熟練者の経験・勘・技術をデータ化しビックデータとすることで、マニュアル化して農業初心者の育成に役立てることなども考えられています。
日本のスマート農業実例を紹介
このスマート農業は既に日本では着々と進められつつあります。それでは、日本での実例を幾つか紹介させて頂きます。
・AI(人工知能)搭載型ドローンによる害虫駆除
2016年に株式会社オプティムという会社が佐賀県・佐賀大学と共同で実験を行い、『アグリドローン』というドローンを用いて夜間に農地の上空を光源を付けて自動飛行させることで農薬なしで夜行性の害虫の駆除に一定の成果を出しています。このドローンはAI(人工知能)で分析することで害虫がいる場所を見つけて農薬を散布する機能も搭載しているようです。
・パナソニックのトマト収穫ロボット
パナソニックは自動走行してトマトを収穫するロボットを開発しています。これはAI(人工知能)と3Dセンサにより果実の熟れ具合を認識して自動で収穫出来きるもので、隠れたところにあるトマトも収穫出来るようになっているようです。
・自動運転トラクター
段階的ではありますが、自動で農地を耕すことが出来るトラクターが開発され始めています。この自動運転トラクターは位置測位システムを使用することで自分の位置を判断して作業を行います。自動運転トラクターには車と同じようにレベルが3つあります。レベル1ではトラクターに人が搭乗した状態での自動運転、レベル2では人が近くで監視した状態で無人運転、レベル3では遠隔地での監視状態で畦道等の区画を超え移動出来るレベルの無人運転を目指しているようです。
スマート農業により食糧危機を回避
これらの農業と最先端技術を融合させたスマート農業により、少子高齢化が進む中で持続可能な発展を進めることで、生産効率を上げ生産量を増やすことにより、現在、人口増加・貿易規制・害虫の大量発生などで世界的に問題視され始めた食糧危機への備えにもかもしれません!?
おわりに
はい、と言うことでスマート農業についてでした。
スマート農業凄いですよね!!
今回はご紹介できませんでしたが、最近ではスマート農業とほぼ同意語で使われる言葉で、農業とテックを組み合わせたアグリテックという言葉がありますが、このアグリテックの中でも海上都市構想などにも使用可能な、現在『すごーく』注目を集めている垂直農法という建物やビルの中で農業を行う方法等もありますので、またいつか紹介出来たらと思っております。
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