モリリンの一人テクノロジー

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ムーンショット目標1~リアルの超越により人は仮想現実で生きる~

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 Ⅰ.はじめに

2020年に入り、新しい生活様式が求められるようになった現在、リモートでの仕事・授業・飲み会などが世間で大きく注目を集め広がっています。

 

その中で、日本の内閣総理大臣率いる内閣府は通称『ムーンショット計画(正式名称:ムーンショット型研究開発制度)』を発表し、7つ目標を立ち上げ、これまでにない、まるで攻殻機動隊の様な世界を実現しようとしています。

 

このムーショット計画の目標、特にムーンショット目標1により、2020年(現在)の10~30代の若者が2050年には完全にリアルを捨て仮想現実(VR)内で生きることを選ぶと私は予測し主張させて頂きます。

 

どうも!!森星モリリンです!!

 

本稿では、ムーンショット目標1とは何かの説明から、この目標を実現するためのサイバネティック・アバター基盤構築や必要な技術を考察し、それにより訪れるサイバネティック・アバター生活について理解して頂くことで、最終的に現在の若者が将来的には仮想現実(VR)内での生活を選ぶことになると結論として述べます。

 

是非、最後までお付き合い頂けたら嬉しです。

それでは本題に入って行きます! 

 

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目次

 

Ⅱ.ムーショット目標1とは何か!?

2020年(現在)、日本ではソーシャルディスタンスなどの新しい生活様式や超少子高齢化に伴う、人材不足など多くの問題を抱えています。ムーンショット目標1は、これらの危機的状況を打破し、今までの技術水準では考えられないような変化をもたらすための挑戦を支える計画(制度)であるムーンショット型研究開発制度(通称:ムーンショット計画)の1つになります。

 

ムーショット目標1では、身体をテクノロジーにより強化・拡張・融合することで、2050年までに人をリアル世界に存在するあらゆる制限を超越する存在にし、解放することを目指しています。

 

この目標の先に訪れる世界では、仮想現実内での完全リモートな仕事・授業は当たり前になるうえに、これまでのように一つの仕事を行うのではなく、マルチジョブが当たり前になりますので、本業という概念は消えて、当たり前に複数個の仕事を同時に行うのが常識になるとされています。

 

また、リアルでは外骨格やロボットで、私生活や仕事を補助するようになり、仮想現実内 ではアバターでの生活を行うこととなります。その結果、年齢、身体能力などに関係なく、各々の私生活を満喫出来るようになります。

 

実際に内閣府のホームページにもムーンショット目標1についてはこのように記載されています。

「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」

出典:ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現- 科学技術・イノベーション - 内閣府(2020年10月1日アクセス)

 

Ⅲ.実現に必要な技術

サイバネティック・アバター基盤構築とは

このような、リアルからの制限を超越した生活を実現するために必要な技術基盤を構築することを目指すのが、『サイバネティック・アバター基盤構築』になります。

 

このサイバネティック・アバター基盤構築で目指しているものを内閣府のホームページではこのように記載されていました。

 

  • 2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
  •  2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。

出典:ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現- 科学技術・イノベーション - 内閣府(2020年10月1日アクセス)

 つまり、ゲームで例えるなら、完全没入型VRゲーム(フルダイブ型VR)を2030年までに完成させて、一つのゲーム内なら1人で10人のキャラを用いて同時にプレイすることが可能になり、2050年にはMMOをやりながらFPSを同時に数体のキャラでプレイ出来るような技術基盤を構築しようとしているワケです。

 

しかし、本当にこのようなことは可能なのでしょうか!?

 

基盤構築に必要な技術

実は既にこれらを可能とするかもしれない技術はいくつか存在しています。

 

例えば、

BMI/BCI(ブレインマシン・インターフェイス/ブレインコンピュータ・インターフェース)

→人間の脳と機械やコンピュータを接続する技術(ニューラリンク社が研究開発で有名)

・ハプティクス技術

→触覚技術と呼ばれるもので、簡単に言えば触覚伝送技術のこと(ソニーなどが研究開発している)

・テレイグジスタンス

→ロボットなどの遠隔操作技術など遠隔地での作業技術のこと(5G・6Gなどの技術が必要)

 

これらの技術を用いることで、リモートでのロボットを使用した作業や仮想現実内でのアバターの操作や五感のリンクが少しずつ可能になって来ています。

 

 

Ⅳ.リアルからの解放の先に…!!

サイバネティック・アバター生活

こうした技術により、基盤が構築された先には待っているのが、『サイバネティック・アバター生活』になります。これにより、日本人全員が仮想現実に行けたり、自宅からロボットを動かし、現場などで仕事をしてお金を稼ぐことが出来るような、今までにない新しい生活が送れるようになります。

 

勿論、これにはリスクも存在するので、強制的にではなく希望者は誰でも出来すよってことです!!

 

私のような変態テックおじさんなら絶対リスクがあっても直ぐに飛びつきますが、これらを実現にはかなりの確率で侵襲式のBMIのような脳に電極を直接挿入するなど、インプラントが必要になると考えられますので、やりたくない人も必ず出て来ると思います。

 

その為、『あくまでも強制ではなく希望者は…』となります。

 

AIによる脳の拡張

今軽く触れましたが、これらのサイバネティック・アバター生活を可能にするには、人間の脳機能を高める必要性があります。

 

何故ならサイバネティック・アバター生活では複数体のアバターやロボットを同時に操作することが盛り込まれているからです。これを実現しようとすると人間の脳の処理能力では難しいと想定されます。

 

そのため、人間の脳を何かしらの方法で拡張もしくは補助してやる必要性が出て来ます。この手段としては既に医療目的で研究開発が進んでいる。ニューラリンク社が最先端を行く、脳と機械をリンクさせるBMIのような技術が必要になります。因みに、ニューラリンク社は既にこの技術で、実際に豚などに微小な糸のような電極を挿入する実験などに成功しています。

 

そして、ニューラリンク社の創設者の一人でありCEOでもあるイーロン・マスク氏がその先にAIと人間の融合を目指していることは有名な話です。もし、高度に発展したAIと脳を融合させることが出来れば脳の補助として処理能力等を拡張することは可能と考えられますので、本当に複数体のアバターやロボットの操作も実現するかもしれません。

 

仮想現実での生活

このようなサイバネティック・アバター生活が可能となれば、私たちは家から出なくてもほとんど全てのことが出来るようになるために、交通事故・犯罪・ウイルス感染などのリスクがある外出をワザワザする人は減るのではないでしょうか!?

 

特に『SAO』『ガンダムビルドダイバーズ』『攻殻機動隊』などのフルダイブVRや没入型VRが描かれたアニメを見て育った2020年(現在)の10~30代の方は、これらの仮想現実内での生活に馴染みやすいうえに、現在の巣籠生活を経験した世代ということで、既に受け入れる準備は整っていると私は考察します。

Ⅴ.人は仮想現実で生きる

これまで話した内容から、10~30代の人はアニメの影響とうもあり30年後にはリアルでの生活を捨て仮想現実内での生活を選ぶと私は主張させて頂きます。

 

特に2020年(現在)の10~30代の若者は30年後であれば40~60代と多くの人が結婚や子育てを終え、第二の人生を歩き始める時期とも重なりるために、サイバネティック・アバター生活を受け入れ、年齢が関係ない仮想現実内での第二の人生を楽しむ方は少なくないと予測するのは妥当ではないでしょうか!?

 

もし、この話を聞いて頂きた方で自分も『30年後には仮想現実内で生活をしていると思う』と思って頂けた方は、是非、登録で教えて頂けたら超嬉しいです。

 

現在、ムーンショット型研究開発制度はまだ始まったばかりであり、サイバネティック・アバター生活を実現する技術等は、まだ、研究開発の始まりに過ぎませんが、技術の進歩は既に私たちの常識を完全に飛び越える勢いで進んでいることは是非知っておいて頂けたらと思います。

 

と言うことで、今回はムーンショット目標1についての説明と若者は仮想現実内での生活を選ぶという、私の主張についてご紹介させて頂きました。

 

ムーンショット計画ことムーンショット型研究開発制度の目標については、今後も少しずつにはなりますが、持論を含めて各目標についてご紹介出来たらと思いますので、ご登録宜しくお願い致します。

 

また見てね!!バイバイ!!

 

 

出典:内閣府ホームページhttps://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.html

ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現- 科学技術・イノベーション (2020年10月1日最終アクセス)

 

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