目次
はじめに
『レディプレイヤーワン』と言えば、スティーヴン・スピルバーグ監督が近未来世界を描いたSF映画です。この作中では主人公たちは『オアシス』と言う、VR世界でゲームやコミュニケーションなどを行っていました。
そんな、レディプレイヤーワンの映画の様なVR世界が技術的には既に実現可能と言ったらあなたはどう思われますか!?
どうも!!森星 モリリンです!!
今回は映画『レディプレイヤーワン』ついて、映画に登場した超没入型VRとは何かを説明して、そこに登場する映画のVRデバイスと既に存在する類似VRデバイスを比較し、技術的には既に『レディプレイヤーワン』のVR世界は実現が可能なのではないかについて考察して行こうと思います。
そして、最後には映画の時間軸である2045年頃には『レディプレイヤーワン』の超没入型VRではなく、『SAO』に登場する様なフルダイブ型VRが実現しているのではないかと言う話を少ししようと思いますので、是非最後までお付き合い下さい。
私の記事では、映画やアニメに登場するテクノロジーや最先端技術について妄想をしておりますので、興味のある方は是非登録宜しくお願い致します!!
それでは、本題行きます!!
超没入型VR
バーチャルリアリティことVR(仮想現実)は現実と同じもしくは近い環境をデジタル的に再現したものであり、これには非没入型と没入型が存在します。
非没入型はパソコン画面などに映し出される2次元的なバーチャルリアリティです。それに対して、没入型はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などを用いた3次元的なバーチャルリアリティのことを言います。
この基本となる2種類のVRにプラスαで、最近では全身の動きを感知してVR内で再現したり、触感や衝撃などをフィードバック出来る様な超没入感の高いVR(以降、超没入型VRと表現します)が登場し始めています。
そして、映画『レディプレイヤーワン』に登場した『オアシス』のVR世界は正にこの超没入型VRを描いたVR世界でした。
この『レディプレイヤーワン』では様々なVRデバイスが登場しています。世間一般によく見るHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、グローブ型VRデバイス、VRスーツ、歩行型VRデバイスなど魅力的且つ近未来的なモノが登場して、私たちの心を躍らせてくれました。
しかし、実はこの『レディプレイヤーワン』の映画に登場した様なVRデバイスのほとんどは既に研究開発どころか商品として販売されえているのをあなたはご存じでしょうか!?
(まぁ値段は超絶高いですけどwww)
それでは、ここからは既に商品化されている映画に登場したVRデバイスと酷似するVRデバイスを見て行こうと思います。
グローブ型VRデバイス
グローブ型VRデバイスとは、読んで字のごとくグローブの形をしており、それを装着することで、指先などの動きを読み取りVR世界で再現することが出来ます。モノによっては一部触感のフィードバックなども可能なモノがいくつかの企業で開発され既に商品として出回っています。
例えばNoitom(ノイトム)社のグローブ型VRデバイスなどはバイブ機能が付いていてVR世界の触覚などと連動して新感覚なVR体験をすることが出来ます。
そして、この触感などのフィードバックを更に拡張してくれるのがVRスーツです。
VRスーツ
VRスーツとは、VR世界の触感や衝撃などを全身にフィードバック出来るスーツ型のVRデバイスです。これは触感情報をフィードバックする技術であるハプティクス技術の発展などにより、低周波などを用いることでVR世界の衝撃などを再現しています。
そして、このVRスーツを商品化しているのが、VR Electronics(VRエレクトロニクス)社の『テスラスーツ』です。
しかし、これだけでは『レディプレイヤーワン』の映画の様にVR世界を自由に遊び回る世界観を実現出来ません。それを実現するにはやはり自分の足で歩けないと話になりません。
そんな夢の様なVR世界を実現するのが歩行型VRデバイスです。
歩行型VRデバイス
実は一般的に知られているHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の様なVRデバイスでもカメラやセンサーにより位置を把握して検知することで、リアルの動きを反映してVR世界を歩いて移動することは可能ですが、狭い部屋の中では実際に歩き回るのには限界があります。
そこで、必要となるのが歩行型VRデバイスです。これはランニングマシンの様な形状したデバイスであり、このデバイスを用いれば360度自由に移動が可能なうえにジャンプなども狭い部屋の中で行うことが出来ます。
そして、この歩行型VRデバイスも既にVirtuix社の『Virtuix Omni』と言うデバイスで商品化されています。
『レディプレイヤーワン』既に実現出来る!?
このように『レディプレイヤーワン』の映画内で描かれたVR世界を実現出来るVRデバイスは既に揃っており、『オアシス』の様な超没入型VRは実現出来そうに思えてしまいます。
しかし、実は現状の技術ではこの『オアシス』を実現する事は出来ない問題が存在しています。その原因はVRデバイスの問題では無く、超没入型VRを楽しむために必要なサーバーの演算能力が足りていないと言う問題なのです。
VRゲームを自宅のPCでプレイした事がある方はご存じかもしれませんが、既存のVRゲームですらプレイするにはハードであるPCがかなり高性能なモノでなければプレイすることが出来ません。
そう考えるとこの超没入型VRをプレイする為には、更に高性能なPCが必要となります。
そうすると、値段がかなり高くなり、個人で購入するのは難しくなるので、これを回避するためには超没入型VRをプレイするハードをクラウドゲーム化して、足りないPCの性能をクラウドサーバーで補う必要があります。
しかし、『オアシス』の様な超没入型VR世界では、世界中の人々が同時に接続して高解像度なVR世界で自由に動き回ると言う、サーバーに滅茶苦茶負担が掛かるような様態が発生します。その様な状態で更に全プレイヤーのPCの足りない演算能力まで補うとなるとサーバー自体に信じられないほどの演算能力が必要になります。
これを実現するには私の想像では量子コンピュータが必須になりますが、この量子コンピュータはまだ実用的なモノは存在していなために、『レディプレイヤーワン』の映画の様な超没入型VRの実現は現状はまだ不可能と思われます。
では、この超没入型VR世界はいつ実現するのでしょうか!?
実は何と2030年までには実現する可能性があります。
2030年までには実現!?
その理由は、日本の内閣府が実は2030年までに一定の性能を保有した量子コンピュータの実現を目指しており、超没入型VR世界を実現するために必要なクラウドサーバーの能力が劇的に上昇する可能性が高いからです。
これは内閣府が発表したムーンショット型研究開発制度こと通称『ムーンショット計画』で掲げられている目標の一つです。そして、この様な目標は日本だけでなく世界中で立案されており、実際に量子コンピュータもGoogleやIBMなどが研究開発を進めています。
これにより、『レディプレイヤーワン』の時間軸よりも15年も早い2030年までには『オアシス』の様なVR世界が実現するかもしれません。
そうなると、2045年頃にはVRは一体どこまでVRは進化を遂げるのでしょうか!?
2045年頃のVR 世界とは!?
ズバリ2045年頃には当たり前にフルダイブ技術が完成しており、私たちはアニメ『SAO』で有名になったフルダイブ型VRにより、VR世界で五感全てが再現されたもはや現実と見分けの付かないレベルのVR世界を楽しんでいる可能性があります。
しかも、煩わしいVRデバイスなど無しで体内に注入したナノマシンで何時でも何処でもその体験が出来るように成る可能性があります。
これについては、別動画でいろいろ語っておりますので、興味がある方は是非そちらをご覧ください。
結論
と言うことで、今回は『レディプレイヤーワン』の映画で描かれたVR世界は既に実現出来るかについて考察してみました。
それにしても、近年のVRの発展は素晴らしいものがありますね。この調子で行けば私のVRハーレム計画が近いうちに実現出来るかもしれませんなぁwww
因みにどうでもいい話ですが、『レディプレイヤーワン』の最後に登場する『イースターエッグ』ですが、あれと『SAO』の『ザ・シード』が似ているのと思っているのは私だけでしょうか!?
まぁそんのこと思ってるの私だけかもしれませんねwww
もし、私以外にも『レディプレイヤーワン』と『SAO』に奇妙な共通点があるなと感じている人が居られましたら、コメントで『SAOサイコー』と記入頂けたらサイコーです。
それではお付き合い頂きありがとうございました。
またのまたのお越しをお待ちしております。
シーユー
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