はじめに
最近世間を何かと賑わしている『AI』『IoT』『5G』『ロボティクス』などのハイテク技術達、かつてこのハイテク技術によりブルーカラー作業(作業服を着て行うような作業)の多くが自動化されて行きました。
その自動化の波が近年ホワイトカラー作業(スーツを着て行うデスク作業)にも遂に訪れようとしています。その原因の一角が『RPA』です。
『これから就活をするあなた』『今就活をしているあなた』この自動化の波を理解しておかないと将来危険です。しかし、理解して少し未来をシュミレートしておけば不安は解消されるはずです。今回はこの自動化の波を生み出す『RPA』とそれにより近未来に起こりうる可能性についてご紹介します。
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目次
RPAとは
ホワイトカラーに自動化の波を呼び込んでいる『RPA』とは何なのでしょうか。これはロボティク・プロセス・オートメーション(robotic process automation 通称:RPA)
で超簡単に言うとPCワークの自動化ツールです。ホワイトカラーの方々は日々PCを使いデータの処理などの作業をされています。そのPC作業の中で単純且つ反復性が高く機械的に判断できる作業を自動で行えるツールなのです。
エクセルなどのマクロと違いプログラムを組む必要が無く、割と簡単に自動化のルールを作ることが出来、更にPC内の多くのツールと組み合わせ使えることが特徴です。
RPAの必要性
このRPAの需要は年々増加しているのですが、何故『単純・反復性・機械的判断』と条件が多いRPAがそんなに話題になっているのでしょうか。
実は銀行・役場・人事・経理などの職業の方々は『単純・反復性・機械的判断』などの要素を持った作業にかなり手を取られているのです。そのため、この部分を自動化するのは企業としては長年の夢でした。そこにピタッとハマったのがRPAと言えます。
人材の必要性
RPAではエクセルのマクロなどよりも簡単にツールのルール作成等が出来ると言われていますが、流石に素人が直ぐに作れるレベルではなく、ルールの作成・修正や問題のフィードバック等には最小限の知識は必要とされるため、RPA人材の必要性が高まっています
RPA資格
日本で有名なRPAソフトにNTTアドバンテクノロジが開発した『WinActor(ウィンアクター)』と言うものが有り、その技能取得レベルを評価する資格として『RPA技術検定』と言うものが存在します。
この資格は
・アソシエイト技術者(基礎知識)
・エキスパート技術者(実践的な知識)
・プロフェッショナル技術者(プロ的な知識)
上記の技能に応じた資格レベルが設定されています。
RPA人材の落とし穴
先にRPA人材の必要性が高まっていることをお伝えしましたが、ここで勘違いをしてはいけないことが有ります。それはRPA人材の必要性がおそらく5~10年程度がピークとなりその後は衰退する可能性高いと言われていることです
RPAは成長期にあり、現状では『単純・反復性・機械的判断』と条件が多いですが、これはあと数年でAIが搭載されることにより、簡単な判断ができるようになり、その後、汎用性AI登場により完全自動化ツールにすることが目標になっているからです。
・現状
単純作業・反復性・機械的判断のような条件が有り、あくまでも人間をサポートするツール
・AI搭載RPA
AIが搭載されると人間の判断を学習して簡単な判断やフィードバックが可能となり、ホワイトカラーからAI搭載RPAへの初期人員シフト(ホワイトカラーの職業者の一部は他のクリエイティブな作業に移ること)が始まる可能性があります。この流れは既に来ており、NECはAI搭載RPAソフト『WorkFusion』を2019年に取り扱いを開始しています。今後この流れは加速していくと思われ、5~10年で現行のRPAからAI搭載RPAがメインにシフトして行くのではないでしょうか。
・汎用性AI搭載RPA
汎用性AI:人間と同じように自分で判断行動ができるAI
汎用性AI搭載RPAが登場すれば、RPA技術者の必要性はほとんど無くなって行きます。AIが勝手に判断して自動化できる部分は全て自動化していくようになり、修正・問題点のフィードバックなどしてくれるようになります。
この汎用性AI開発は各国が競うように実施しており、一説によると10~15年後には完成すると言う意見があります。もし、この説が正しいのであれば2035年にはホワイトカラーの仕事やRPA人材の必要性は低くなり、もっとクリエイティブな右脳作業に人員シフトして行くことになるかもしれません。
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就活時に想定しておくこと
就活時に最も大切なこととして、将来の自分自身のビジョンを明確にして、現在社会のトレンドと未来を想定することが現在の就活では非常に重要になって来ます。過去のように『大手企業に入れば安心』『公務員なら安泰』などのイメージだけで就活を行うことは非常に危険です。RPAなどの登場で企業の仕事内容等は劇的に今後変化する可能性が有ります。勿論それは公的団体でも変わりません。
良きも悪しも今後、テクノロジーやAIの進歩により必ず人員シフトは加速して行きます。その時に『人が機械・AIにどう合わせていくか』なのですから、就活時にこれを頭の一部に置いて行った人とそうでない人とでは大きな差になるのは間違いありません。
まとめ
かつて、人々は機械化によるブルーカラー作業の自動化により、大規模な人員シフトを経験したが、その大きな波がついにホワイトカラーにも訪れようとしている。それはRPAがもたらすイノベーションによるものである。このRPAは段階的に進化して行き最終的には汎用性AIを搭載することにより、ホワイトカラー作業の多くを完全自動化で実施できるようになり、人々は大規模な人員シフトを体験することになるかもしれない。
そのため、就活を行う時は自分の将来をしっかり考えビジョンを立てておくことが重要である。
例えば、『RPA人材として就職をして5~15年で人員シフトされるから違う職を探そう』と思うのでは本質を理解できていない。
そうではなく『5~15年はRPA人材として努力しよう。そして、その期間で自分の本来やりたい目標の準備をしよう』というようなイメージで考えれないとダメなのです。
現在、就活をしている人は今後起こる大きなイノベーションに対応できる柔軟性を求められ就活をするのが難しいのは事実ではありますが、もし本ブログが就活中のあなたに少しでも参考になれば幸いです。
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