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信用スコア制度による監視社会!IoT・AI時代にプライバシーはない!!

突然ですがあなたは『信用スコア』をご存じですか?

最近、少しずつやりすぎ都市伝説などの影響もあり、世間一般的にも知られるようになって来たこの言葉ですが、実は信用スコアってあなたも日常的に使用しているんです。例えば、クレジットカードの作成時に年収や会社名などを記載したりすると思いますが、これもあなたの信用スコアを計測するためなんです。

今回は、この信用スコアにより劇的に変化する未来について考察及び紹介をして行こうと思います。

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目次

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信用スコアとは

現在の信用スコアは、金融機関などでローンを借りたりクレジットカードを作る際に報告させられる情報などから判断されており、年収が低い人はローンを返却できそうにないからローンが組ませないとか、キャッシングの返済遅れなどを何度も繰り返すとクレジットカードが作れなくなったりします。

更に昨今では高度な信用スコアをAIなどで判断して作成して、提供するサービスなどが少しずつ現れています。

例えば

・日本 ドコモスコアリング

2019年にスタートしたサービスでドコモ契約者の料金支払・使用履歴・コンテンツ内容などのビックデータからスコアリングしているみたいです。

・中国 芝麻信用(ジーマ信用)

言わずと知れた中国のアリババが提携する電子決済システムであるアリペイが提供する信用スコアで中国国内では広く使われ大きな影響力のある信用スコアです。

アメリカ FICOスコア(フィーコスコア)

アメリカ全土の9割近いシェアを持つと言われており、返済や借入などの情報からスコアリングを実施している。

・イギリス Aire(エア)

利用者が将来どのような行動・振舞をとるかを予想する事によりスコアリングを行っている。

 

現在は基本的に信用スコアはキャッシングなどの融資を行うための指標として使われているのが一般的である。しかし、将来的にはこの信用スコアはありとあらゆるサービスと連携することが予測されており、スコアによりサービスの受けられる内容が優遇措置がとられるようになると言われています。

実際に先ほど紹介した中の芝麻信用ではスコアにより中国国内で多くの優遇措置が行われています。

 

信用スコアは2種類ある

この信用スコアには実は大きく分けて2種類のものがあります。それが、個人信用スコア社会信用スコアです。

・個人信用スコア

先に述べたて来たようなキャッシングや一部の企業のサービスとして行われているものが個人信用スコアであり、あくまでも一企業が行うスコアリングのことを言う。

・社会信用スコア

国や公共団体などが行う信用スコアであり、所得情報・キャリア情報(学歴・職歴)・住民情報・移住情報など国が知りえるありとあらゆる個人情報を利用して個人及び家族をスコアリングするものが社会信用スコアと言われている。先に紹介した芝麻信用は一企業が行う個人信用スコアではあるがその影響力は社会信用スコアに近いものがある。

 

IoTによるパーソナルデータの吸い上げ

これから5Gの本格運用に伴い、IoTが劇的に進歩して行くと言われているがこのIoTにより今まで収集出来なかった多くのパーソナルデータを吸い上げることが出来るようになります。

・現状

インターネットの閲覧情報・SNS情報・アプリケーション情報・GPS情報など

・IoT時代

家電の使用情報・運転情報・カメラによる位置情報・健康情報(スマートウォッチ・スマートリング情報)など ほぼ全ての情報

 

IoTにより私たちの生活に必要なものはほぼ全てがインターネットに接続されるようになります。そのため、山の中で自給自足の生活でもしない限り、多くのパーソナルデータは収集されることとなります。そして、このパーソナルデータと国が保持している個人データを組み合わせ信用スコアをAIでスコアリングさせることにより究極の社会信用スコアが完成することとなるのです。

 

信用スコア制度(最強の監視社会)

近未来に考えられるのが、この究極の社会信用スコアを使用して国が国民を管理する制度(信用スコア制度)を開始するストーリーです。以前『シンギュラリティ(技術的特異点)は来るのか!?』と言う私のブログで紹介を少ししているのですが、この信用スコア制度が始まると人々は信用スコアにより行動を制限されるようになります。

それでは、信用スコア制度はどのように私たちの生活に取り入れられて変化をもたれすのか考察してみましょう。

こちらをどうぞ↓ 

rinsanagi.hatenablog.com

 

 

①人々は自由より安全安心を選択する(2030~2035年

2030~2035年頃になると貧富の差が現在とは比べ物にならないくらい拡大してしまう。また、この頃、汎用性AIのプロトタイプが登場しはじめてることで、この汎用性AIを買える人と買えない人で余りに大きな格差が生まれてしまいます。そうなることで国全体の治安が悪化して行くこととなり、人々は自由よりも安全安心を求めて監視社会を求めるようになるのです。

②IoTをフル活用して全国民は監視・評価される(2030~2035年

時を同じくして、監視社会を求める国民の声に答える形で政府は国全体のIoT機器からの情報収集を国が法的に行えるように法律等を整理して行く。また、このタイミングで街中に大量の監視カメラが取付られてそれによりAIがどこで誰が何をしているかを常時監視出来るシステムが構築される。

③信用スコア制度により生活を制限される(2035~2040年)

2035~2040年頃になると汎用性AIの本格運用が開始される。これにより、人々の仕事という概念がかなり変わってしまう。ホワイトワーカー(デスクワーカー)の仕事はなくなり、ブルーワーカー(現場職)もかなり簡略化されることとなり、人々は職を失うことになり、全く新しい社会保障制度が必要となります。そこで、信用スコアに基づき国が生活費を国民に保証する形でベーシックインカムが始まることとなるのです。また、同じタイミングで人々は使える公共施設・娯楽施設・ショッピング施設などありとあらゆる場所やコンテンツサービスなどを信用スコアにより制限(信用格差)されることになります。この信用格差により社会的に信用があるものは一生何も困ることなく生活出来ますが、その反面少しでも社会的に問題な行動を起こすと信用スコアは下がり、生活水準を保てなくなってしまいます。そのため、犯罪行為や誹謗中傷などは激減するのです。

④人々はAIにより選別される(2045年~)

2045年を迎えるとシンギュラリティが起こり、超AI(全人類の脳の総演算量を超えるAI)が誕生することとなります。これにより、ゲノム解析や遺伝子解析が完了することになり、生まれた段階で適正判断されて適正にあった教育・職業を与えられるか、もしくは、適正にあったVR世界(仮想世界)に転送されることになるかもしれません。

この時点で人々に人生を選択する自由は安全安心の生活と引き換えに完全に失われることとなるのです。

 

犯罪予測

先に述べた2035~2040年頃になると信用スコアの低い人は重要監視対象に置かれるようになり、犯罪指数をAIにより計測されることとなります。そして、一定以上の数値になると犯罪をまだ犯していなくても犯罪者として判断されて、社会から排除されるようになります。まるで、SF作品の『サイコパス』のような世界になって行くのです。

 

まとめ

信用スコア、それは現在ではキャッシングなどの金融融資ために使われているシステムです。この信用スコアには一企業が行う個人信用スコアと国が行う社会信用スコア の2種類が存在します。社会信用スコアは金融融資などのためではなく、社会的信用をスコアリングすることにより、人々の行動を監視・制限するために使用されます。それによりスコアの高い人は使えるサービス・施設などで優遇措置を受けることが出来る反面、スコアの低い人は使用できないサービス・施設などが発生するなど信用格差が生まれるうえに重要監視対象とされて犯罪を起こしていない段階で社会から排除されることもあります。

 

おわりに

 今回は『信用スコア制度』についてご紹介しました。これに関しては正直いいのか悪いのかは分かりませんが、安全安心な社会にはなって欲しいもんですね。最近本当に怖い事件とか起こりますから…

 

と言うことて今回もご視聴ありがとうございました。

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