今回の現代テクノロジーシリーズは『海上都市 グリーンフロート』です
海に浮かんだ超ハイテク都市ってカッコいいと思いませんか!?
しかも、その都市がまるで空中都市のように高所に有り、一年中住みやすい一定の温度で自給自足の超エコ都市だったとしたら、きっとあなたもそこで暮らしたいと思うのではないでしょうか!
この夢のような海上都市を日本のある企業が構想しているんですよ!!
目次
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(読むのが面倒な方はどうぞ!!)
はじめに
夢の海上都市説明に入る前に知っておいて頂きたいのが、何故今海上都市構想が熱いのかってことなんですよ。
実は結構古くからこの海上都市構想って言うのはあって1980年代くらいから考えられていたんですって、でも、技術的難点と自然災害の観点から困難であると考えられて、最近まで議論の対象にすらならなくなってたんですよ。
しかし、2000年代後半になってから技術の進歩や人口増加やそれに伴う温暖化による海面上昇などの理由からこの海上都市構想がまた注目を集め始めているですよ。
海上都市の必要性
先にも述べましたが、この海上都市の必要性を高めている原因は以下の2点です。
・人口増加
・気温の上昇
2019年現在の世界人口は約77億人とされていますが、2030円にはこれが約85億人、そして、2050年にはなんと約97億人に達するとまで言われています。それに伴い温暖化も急激に進んでいくと思われ気温の上昇による海面上昇などが心配されている。
特に、キリバス・ツバル・モルディブなどは国土の平均海抜高が低く海面上昇により、国土の多くを失うとされています。
そして、日本の東京などもこの海面上昇によりかなりの被害を受けるとされています。
そのため、これらの地域の人々を救うためにも海上都市の建設が必要ではないかと言う声が増えてきたんですよ。
海上都市『グリーンフロート』
この海上都市計画の最先端を行っているのって何処なのか気になるじゃないですか。
それが、冒頭でも述べたように我らが日本の超有名企業の清水建設なんですよ。
清水建設は『グリーンフロート』と言う、海上都市を建設構想を持っているんですよ。
この『グリーンフロート』は2つのイノベーションへの挑戦を掲げていて、
・海上都市
海面上昇により沈む国々を救い、海上での自然災害の影響を軽減もしくは受けない都市を建設することを目指すっていうイノベーション
・植物質な都市
二酸化炭素を排出せず、なんならカーボンマイナスにしてしまい、完全自給自足で完全クリーンエネルギーでの生活を目指すというイノベーシ
これらに挑戦をして行くと言っているわけです。
『グリーンフロート』の構造
この『グリーンフロート』とはどんな海上都市なのかなんですけど、
大きな台風等が来ることなく、一年中一定の温度である赤道付近に建設予定で直径が3kmで円状の浮島で中心に高さ1kmものタワー存在するらしいですよ。
タワー上部
タワーは日光を有効活用出来るように花のような逆円錐になっており、その上部に人々が住んだり、仕事ができるように住宅・オフィスが配置されるみたいで、赤道付近の地上1kmのこのタワー上部では強風がなく一年中26℃~28℃で大変住みやすい気温を実現することができ超省エネで生活出来るそうなんですよ。
タワーの中間部
タワーの中間部分で食料の自給自足をするために、植物工場が設置されタワー上部で発生した生活ゴミ・排水・CO2などを使用して野菜などを育てることにより、これらの廃棄物を有効活用する予定みたいなんです。
タワー下部
タワーの下部では生体系の構築や緑化を進め、中間部で活用仕切れなかった栄養分で穀物を作り、一部はビーチなどを設置してリゾート化して人々の幸福指数を高まるようにするそうです。
周辺海域
タワー中間・下部で分解・利用仕切れない栄養分を海に与えることで、海産物を育てそれをまた捕獲することにより、自然の無限サイクルを完成させることが出来るそうなんですよ。
海上国家の構築
この『グリーンフロート』は先に紹介した直径3㎞の大きさを1セル(街区1~5万人)としてそれに付属させる感じで浮島を睡蓮の様に連結していき、直径7km程の物を作りこれを1モジュール(都市10万人)して形成、それをいくつかまとめることで1ユニット(国家100万人)して海上国家を構築して行く予定みたいです。
グリーンフロートでの発電
グリーンフロートでの発電方法はCO2削減やカーボンレスの観点から言って再生可能エネルギーである必要性があります。
その為、宇宙太陽光発電・波力発電・風力発電・地上太陽光発電などが想定されているようです。
個人的には核融合炉発電なんかも将来的には加わってくるのではないかと期待しています。
建築方法
この巨大構造物をどの様に建造していくのかって気になりませんか!?
『こんなの膨大過ぎて作れるわけないだろ!!』って思いませんでしたか!?
大丈夫なんですよ。清水建設さんはちゃんと考えてるんですよ。
『グリーンフロート』を建造しようと思った場合に大量の資材が必要となることが想定されるじゃないですか。この資材を陸地から運ぶのは困難かつコストが掛かってしまうんですよね。
しかし、清水建設はこれを海水からマグネシウム合金を作り出すことで、現地で資材を作って確保してしまうつもりなんですよ。しかも、これは再融解すればリサイクルが可能と超理想的な手法みたいなんです。
そして、このマグネシウム合金でハモニカ接合構造により基盤を作る予定なんですって、これは六角形のセルをハチの巣のように連結して作る方法で90%が空気なので軽くてしかも強度もあるっていう凄い構造みたいなんです。
資材問題は解決しましたが問題はまだあるんですよ。
それがグリーンフロート中央に設置されたタワーをどうやって作るかってことです。これを建造するには高所での作業が必要なうえに資材を作業している高所に上げるという、危険かつ非効率な方法を行う必要性があるんのです。
しかし、ここでも清水建設は凄いことを考えます。
まさに、発想の転換と言ってもいいです。
このタワーを『地上で作って完成させればいいじゃん』って考えたですよ。
各フロアを地上で完成させて海に沈めて行くんですよ、そして、全てが完成してから一気に浮力を使って浮上させる海上スマート工法を提案してるみたいなんですよ。
これによく似た施工法で清水建設は東京国際展示場新棟などで地上で作った上部のパーツをリフトアップして完成させたりしてるみたいです。
グリーンフロートの建設は可能!?
清水建設はこの『グリーンフロート』の建設を2025年に目指しているみたいですが、この『グリーンフロート』の建設には、なんと約50兆円という莫大すぎる費用が必要らしいんですよ。
これを集めるのは凄く難問ですよね。
あの3大オーバーテクノロジーの一つでもある核融合炉の実験炉(イータ)ですら約2~3兆円くらいと言われていて、それですら一国で建造するのは困難として各国が共同で作ろうとしているのに、50兆円以上って一国の国家予算超えてますからね…
しかし、野村證券の意見では年間2兆5000億円の付加価値を生み出せばこの資金を集めるのは可能ではないかと言っています。
この意見には私自身も賛成です。
例えば宇宙太陽光発電で生み出した電力をマイクロ波で送る際の中継受信場所とすれば安いもんなんじゃないかなと思っています。
そもそも新しく国家を作るレベルのプロジェクトですからこのぐらいの値段は妥当です。特にこれからスマートシティを計画して、新しい都市を作ろうとした時に国土が狭く既存の設備が多い日本では新たな都市を作る土地がありませんせんので、この『グリーンフロート』建造することにより、新たな国土を手に入れるのは有りだと思います。
そう意味で先行投資して考えて、このくらいは政府が無利子永久国債でも発行して集めるべきと私は考えます。
特に経済発展が著しく、人口ボーナスが終わったと言われながら未だに人口が増え続けているASEAN諸国などは島国が多いですので、この辺の国々と協力してとりあえず1つ『グリーンフロート』を作って欲しいですね。そしたら、私は速攻で移り住みますよwww
まとめ
人口増加やそれに伴う地球温暖化による海面上昇により、国土を大半を失う国が近い将来に現れる可能性がある。その為、空想と考え議論されなくなっていた海上都市構想が近年再注目され始めた。その最先端を行くのが日本の清水建設である。清水建設が構想する『グリーンフロート』は完全自給自足を目指す海上都市は超ハイテク省エネとしてある。しかし、その建造には約50兆円と言う国家予算級の費用が必要なため、その費用を集めるのは容易ではないが、『グリーンフロート』の付加価値次第では集めることが不可能ではなく空想ではなく実現可能な構想である。
今回は『海上都市(グリーンフロート)』でした。
私事ではありますが、幼少期より冬国で育った私は一年中一定の基本とか超憧れてしまうので、是非早く作って欲しいものです。
ということで今回は終わりにします。シーユー
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