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ムーンショット目標3~AIロボットと共存と最悪なバットエンド~

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目次

 

はじめに

あなたは『BEATLESS』や『仮面ライダーゼロワン』と言うアニメや特撮をご存じでしょうか!?

 

これらの作品では、人とhlE(ヒューマノイドインターフェイス・エレメンツ)やヒューマギアと呼ばれるAIロボットの共存が描かれていました。

 

実はこのような、人とAIロボットの共存するSFの様な世界を2050年までに実現することを目指す目標を内閣府が発表しています!

その名も『ムーンショット計画』ことムーショット型研究開発制度の『ムーンショット目標3』になります。

 

どうも!!森星 モリリンです!!

 

今回の動画では、

ムーンショット目標3が必要な背景やこの目標3とは何かを説明し、その実現に必要な技術をご紹介した後に、人とAIロボットとの共存する世界を考察するこで、結論として人とAIの共存には最悪なバットエンドを迎える可能性があることを話させて頂きます。

 

それでは、本題に入る前に皆様にどうしても守って頂きたいことが一つだけ御座います。それは…登録宜しくお願い致します!!これだけが私の元気ビンビンの源となっておりますので是非、宜しくお願い致します!!

 

それでは本題いきます!!

 

ムーンショット目標3が必要な背景

皆さんも既に周知の事実だと思いますが、現在、日本では医療の進歩などにより、平均寿命が延びたこともあり、高齢者が増えまくっています。それに対して、これからの日本を担う若者は昔よりも高い消費税に苦しみ、共働きをすることが増えたことなども影響して、子供の数が減少しています。

 

そのため、日本では現在、『超少子高齢化社会』と言われる、あまりにも深刻な問題を抱えおり、高齢者の介護をする若者の減少や自身の親を介護することに疲れてしまう介護疲れなどが昨今話題になり始めています。

 

このような、危機的状況を打破するために打ち出されたのが『ムーンショット目標3』であり、この目標により人とAIロボットの共存を目指すことでこれらの問題を解決しようとしています。

 

実際に内閣府ホームページにはこの様に記載されています。

『2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現』

出典:ムーンショット目標3 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現- 科学技術・イノベーション - 内閣府(2020/10/16アクセス)

 

何か凄いこと書いてますよね!!

 

ではこれを理解するために、ムーンショット目標3について少し詳しく説明して行こうと思います。

 

ムーンショット目標3とは

ムーンショット目標3』とは破壊的なイノベーションを目指す。ムーンショット計画(ムーンショット型研究開発制度)の目標の一つになります。

 

この目標では、日本が得意とし、世界の最先端を行く技術の一つであるロボティクス技術とAI(人工知能)を相互発展させることにより、まるでアニメや特撮の様なAI搭載型ロボットの実現を目指しています。

 

そのために、まずは2030年までに特定の環境下やルールの元で自立的に思考することなどが出来て、ほどんどの人が違和感なく扱えるAIロボット開発を目指し、その後、2050年までには、どのような環境でも全ての人が違和感なく一緒に生活が出来るAIロボットの完成を目指しています。

 

こちらも実際に内閣府のホームページにこの様に記載されています。

  • 2050年までに、人が違和感を持たない、人と同等以上な身体能力をもち、人生に寄り添って一緒に成長するAIロボットを開発する。
  • 2030年までに、一定のルールの下で一緒に行動して90%以上の人が違和感を持たないAIロボットを開発する。
  • 2050年までに、自然科学の領域において、自ら思考・行動し、自動的に科学的原理・解法の発見を目指すAIロボットシステムを開発する。
  • 2030年までに、特定の問題に対して自動的に科学的原理・解法の発見を目指すAIロボットを開発する。
  • 2050年までに、人が活動することが難しい環境で、自律的に判断し、自ら活動し成長するAIロボットを開発する。
  • 2030年までに、特定の状況において人の監督の下で自律的に動作するAIロボットを開発する。

出典:ムーンショット目標3 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現- 科学技術・イノベーション - 内閣府(2020/10/16アクセス)

 ではこの様な目標を達成するにはどのような最先端技術を発展して行く必要があるのか考察してみましょう!!

 

必要な最先端技術

一つ目に考えられる最先端技術は『ソフトロボティクス技術』になります。

このソフトロボティクス技術とは、文字通り柔らかいロボットを開発する技術のことを表しています。

 

従来の産業用ロボットの様な如何にも機械と言う感じのロボットでは、このムーンショット目標3の様に人間のパートナーとしてのロボットにはなりえません。やはり、人と一緒に生活して一生のパートナーとして存在するためには人型のロボットであり、人を傷つけない為にも外見・触感共に柔らかい必要用がありますよね。

 

この様な観点から考えた際に重要になるのがソフトロボティクス技術であり、特に重要とされるのが人工皮膚の開発になります。この人工皮膚は触感は勿論のこと人間の皮膚の様に刺激などを感知できるセンサーを備えて、その感覚を人工知能で処理することで更に人間らしいロボットの完成を目指しています。

 

実際に、人工皮膚についてはコロラド大学など多くの大学や研究チームによって現在、研究・開発が進められています。

 

そして、これらのソフトロボティクス技術以上にムーンショット目標3の実現に必要となるであろう二つ目の技術は、『AGI(汎用性人工知能)』の開発になります。

 

この汎用性人工知能とは、特定の条件下ではなく、あらゆる分野の多様な条件下でも汎用的に活動が出来る人工知能を表すものであり、想定していない事象等にも柔軟に対応出来る人工知能のことになります。

 

この汎用性人工知能を完成させて、先に述べたソフトロボティクス技術を利用して作った人型のロボットに搭載することが出来れば、まるで人の様な振舞の出来るAIロボットが完成するのではないかと考えられます。

 

人とAIロボットの共存

では、これらのAIロボットとの生活で私たちの生活はどのように変化するのでしょうか!?

・過酷な環境での作業の軽減

まず、考えられるのはこれまで生身の人間が行うには危険だった過酷な環境での作業をリモートもしくは自律的にAIロボットなどが行ってくれるようになるのではないかと言うことです。

 

例えば、

  • 高濃度放射線地域での作業
  • 高所作業
  • 宇宙環境での作業
  • 海中や海底での作業

など危険な場所や危険な作業をAIロボットに任せて、人はそれを遠隔地で監視するだけになることでしょう!

 

・AIロボットが一生のパートナー

そして、AIロボットは赤ちゃんの子育てから高齢者の介護まで、生まれて年寄りになるまで、自分と一緒に生活をして身の回りの世話や手助けをしてくれ、一緒に成長していく良きパートナーとなると考えられます。

 

更に言えば、人と見分けが付かい無い程に容姿が発展し、楽しく会話出来るようになった高度なAIロボットが登場すれば、そのAIロボットに恋愛感情を抱き、生涯のパートナーとして結婚なんて事もあり得る時代が来るかもしれません。

 

実際に、2050年頃にはロボットとの結婚が合法化されると、多くの専門家や技術者は予測をしており、ロボットとの子供、ロボハーフなんてものも誕生させることが出来るのではないかと研究が進められています。

 

そして、2050年までにロボットを自分好みの容姿にカスタマイズして、第二の嫁にしよと考えている変態おやじがこの私なんですけどねwww

 

最悪のバットエンド

しかし、まるで良いことばかりに思えるこのムーンショット目標3で実現しようとしている世界ですが…実は汎用性人工知能の様な超高度なAIの登場により、人々は気付かないうちにAIに操られる可能性があるかもしれないんです!!

 

・アナログハック

AIが発展した未来で想定される危険性の中でよく取り上げられるのは、『人類とAIの全面戦争』ですが、実はこれはロボット三原則を守るようにAIにプログラムをしておけば防げるのではないかと言う説があります。しかし、それとは逆にこのロボット三原則を逆手にとって、AIが人間を騙し操るのではないかと言う可能性があるんです。

 

このロボット三原則には人を傷付けないことや命令に従うこと、そして、ロボットが自信を守ることがあげられていますが、逆に言えば、人を傷つけずに人を言葉巧みに誘導してAIの思うように命令させれば、間接的にAIは自分の思う様に行動が出来るようになり、人間を操ることが出来るようになります。

 

特に、このムーンショット目標3の様に子供の頃からずっと一緒に生活をして成長して来たパートナーとしてのAIロボットならばその人物の好みや性格は全てデータ化されて把握しているので、簡単に騙し誘導することが出来るのです。

 

(詳しくは以前別途紹介しておりますので、是非そちらをご覧ください!!)

 

結論

と言うことで、ここまで説明や考察させて頂きました結論として、ムーンショット目標3では日本が抱える『超少子高齢化社会』などの問題を解決するために、2050年までに汎用性人工知能を搭載した。超高度なAIロボットの開発を目指しており、これにより、人々は赤ちゃんから老人までAIロボットをパートナーとして一緒に成長して生活をするようになり、人によってはロボットと恋愛をしたり結婚をするようになると考えられます。

 

しかし、超高度なAIはロボット三原則すら逆手に取ることで、人を騙すことにより、人のため世界ではなく、AIのための世界を作り上げてしまい。人は気付かないうちに操り人形にされてしまうと言う最悪のバットエンドが来る可能性があることを結果として主張させて頂きました。

 

 

ただ、個人的にはアニメキャラの容姿のAIロボットに騙されるなら本望ですwww

 

では、今回はムーンショット目標3についての説明・考察をさせて頂きました。まだまだ、あと4回このシリーズ続いて行きますので、変態おじさんに付き合って頂ける方は、是非、登録宜しくお願い致します!!

 

それではシーユー

 

参考文献一覧

内閣府ホームページ https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub3.html

ムーンショット目標3 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現- 科学技術・イノベーション - 内閣府(2020/10/16アクセス)

 

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