モリリンの一人テクノロジー

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5Gを全世界のスマホへ!!ソフトバンクが空飛ぶ携帯基地局を実現へ!!

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はじめに

今回は『空飛ぶ携帯基地局をテーマについてご紹介させて頂こうと思います。

日本の携帯各キャリアがついに2020年春から5Gのサービス開始を始めました。これらの5Gエリア情報をよく見ると分かることですが、この5Gはサービスが始まるものの実際に使えるエリアはまだ超限定的なものになるようです。

実は5Gサービスに使用している周波数帯域が今までの使用していた電波より高周波数になるので、遠くには飛ぶけど障害物に弱く実際に一つの基地局でカバー出来る範囲は狭いと言われています。そのため、サービスエリア構築にはまだまだ時間がかかるとされています。

とは言え、日本は国土も狭いうえに世界的に携帯電話の基地局数が多いと言われており、技術的にも成熟していますので5Gの普及も数年で完成すると思われますが、世界に目を向けたとき現状でもインターネットに接続できない人類は約37億人近く存在すると言われているのです。

これらの発展途上国等で携帯電話・インターネット・5Gを飛躍的に普及させる方法が存在します。それが『空飛ぶ携帯基地局なのです。

 

目次

 

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これからは6Gを知りましょう↓↓

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空飛ぶ基地局って何だろう!?

空飛ぶ携帯基地局とは何なのでしょうか、その正体は皆さんご想像の通り空を飛ぶ無人の飛行物体(ドローン・気球)などに携帯電話の基地局装置を搭載して、地上などに存在する基地局などと連携させることにより、上空から今までの地上に存在する基地局とは比べものにならない広範囲へのサービス提供やこれまで基地局の設置が困難とされていた場所などへのサービスの提供を目指す構想です。

 

ソフトバンクが目指すもの!!『HAPS事業』とは!?

この空飛ぶ携帯基地局で世界的に最も注目を集めていると言っても過言ではないのが、ソフトバンクが目指す『HAPS事業』です。正確にはソフトバンク傘下の『HAPSモバイル』とあのGoogleの親会社でもあるAlphabet傘下の『Loon』が共同で開発や提携等を行っているHAPS事業になります。

HAPSとはHigh Altitude Platform Stationの略語の様ですが、英語が苦手な私には意味が分からなかったのでグーグル翻訳で和訳して見ると『高高度プラットホームステーション』と訳されました。これも何かちょっと微妙な和訳ですが・・・www

おそらく『凄い高いとこにある(成層圏)通信用のプラットホーム』的な意味だろうと勝手に解釈しています。

このHAPS事業によりソフトバンクのスローガンである『情報革命で人々を幸せに』を実現しようとしているのです。そして、インターネットを使用できない約37億人の人々にも平等にスマホが使える世界を目指しているに違いありません。

もちそん損得勘定なしにきっとそう考えているにちがいなのです・・・w・・・www!!

 

『HAWK30(ホーク30)』それは空飛ぶ基地局

HAPS事業の中心となっていると言っても過言ではないのが空飛ぶ携帯基地局『HAWK30』の開発です。この『HAWK30』は既に開発されており、これはグライダーの羽に太陽光発電のパネルがガッツリ敷き詰められたような形状をしており、地上20㎞の上空を110㎞/hもの速さで飛びまくり、上部の太陽光発電と内蔵した大容量リチウムイオン電池により数カ月間に渡り昼夜問わずに空を飛び続けることの出来る無人機(最近の言い方でいえばドローン)なのです。

この『HAWK30』の基地局としてのエリアカバー率は尋常ではなく、現在存在する地上基地局で最も大きくカバー出来る範囲が直径14㎞程度と言われています。普通はもっと小さいので直径数キロ程度だと思いますが、それに対して『HAWK30 』は1機で直径200kmもの範囲をカバー出来ると言うのです。

ただ、処理能力に関しては普通の基地局と変わらないという話ですので、大人数で使用するとトラフィックが多すぎて遅延が発生するかもしれませんが・・・!!

それでも、もし本当にこの範囲をカバー出来るのであれば、こいつ1機存在すれば四国くらいだったらほぼカバー出来ることになるのです!!

また、私の個人的な考えにはなりますが、この『HAWK30』と5Gなどの高周波数帯域を使用する通信は性質状(遠くに飛び障害物に弱い)割と相性が良いので、田舎などのトラフィックが低くエリアカバー範囲構築が難しいエリアや発展途上国には本当に有益なものになる気がします

因みに『HAWK30』は日本用に開発されたものではなく、日本で運用出来る予定の『HAWK50』を2025年頃に向けて開発中らしいです。

 

災害時に役に立つ

この空飛ぶ基地局の構想自体はある分野で日本や中国などで結構前から注目を集めていました。それは災害時の通信インフラ復旧と言う分野です。特に日本は自然災害が多い国として知られているように近年では中国地方で起きた豪雨災害や千葉県を襲った台風災害などが発生しています。これらの災害時には情報収集や安否確認などの観点から最近では携帯インフラが使用できることは非常に重要な意味を持つようになって来ています。

しかし、広い範囲や侵入困難になった地域等ではインフラ復旧にはどうしても時間がかかる可能性があります。そのため、国や大手各キャリアなどは空飛ぶ基地局を臨時で飛ばしインフラを回復する方法を模索して来ていたのです。そして、今それが少しではありますが形になろうとしています。

 

ソフトバンクだけじゃない!!

先に述べたように災害復旧の観点からソフトバンクだけでなく、日本の大手各キャリアは総務省等の受託研究などにより、これまでに空飛ぶ基地局を研究開発して来たようです。

auドローンやヘリコプターを使用した災害時等に使用する空飛ぶ基地局の開発をしています。また、ドコモの同じようにドローンを使用した災害時等に使用する空飛ぶ基地局を開発をしています。

因みに私は全く知りませんでしたが、以外にも京セラも空飛ぶ基地局に関係する開発とかもしてるみたいですね。

 

ドローンと言えば中国さん!!

 以前、サバクトビバッタの大量発生の話の時に少し話しましたが、近年ドローンと言えば忘れてはいけない国があります。

それは、私の大好き中国です。(中国は直ぐおもろい話くを私に提供してくれるのでマジ大好きですよwww)

中国と言えば農業用・医療用・配達用・軍事用とドローンならなんでもゴザレ状態ですから勿論、空飛ぶドローン基地局にも手を出しています。

中国の一部の地域では日本と同じように夏になると台風などの災害で携帯電話の基地局が使えなくなるなど多くの自然災害リスクを抱えており、そのような災害時に臨時に通信網を構築できるようにドローンによる空飛ぶ臨時基地局を開発しているようです。これは100mの高さから10㎞四方に通信網を構築出来るうえに数時間の飛行が可能なドローン基地局のようです。

 因みに空飛ぶ基地局にはあまり関係ないですが、中国では携帯電話の基地局の電波を利用してドローンの搭載バッテリーをワイヤレス充電するなんて研究もされているみたいです!!

サバクトビバッタが気になる方はどうぞ↓

rinsanagi.hatenablog.com

ワイヤレス充電に興味のある方はこちらをどうぞ↓↓

rinsanagi.hatenablog.com

 

おわりに

この様に空飛ぶ基地局は各国各企業が災害復旧などの利用目的で必死にその技術開発を進めているようですが、やはり一番目を引くのはソフトバンクの計画する『HAPS事業』ですよね。正直、他キャリアの空飛ぶ基地局とは規模も違うし何より夢がある技術なので個人的にもスゲー気になるテクノロジーですが、私はここで大変気になることがあります。

それが、ソフトバンクG事態の経営状況です。

ソフトバンクGは昨年から投資に失敗しただのなんだのと結構経営状態について問題視されて一部では『倒産するのでは』などと噂する人もいました。実際には倒産するなんてことはないと私は思ってはいますが、今年令和2年になってからは追い打ちをかけるようにコロナショックに巻き込まれてソフトバンクG上場廃止一時検討』みたいなニュース等もう出回っていました。また、このHAPS事業にも関係するソフトバンクGが出資していたOneWebと言う会社が倒産したと言う話も最近出てきていました。

実際どうなのかは調べてないので現段階では私はよく知りませんが・・・!!

しかし、個人的には孫さんならきっと何とかするだろうと信じています。

 

と言うことで何だか最後はテーマとは全く関係ない話にそれてしまいましたが、今回は『空飛ぶ基地局についてご紹介をさせて頂きました。これから5Gの普及に伴い、ドンドンXRなどのコンテンツなどが出てきて面白い時代になることでしょうから、今後も新しい情報が入りましたらご紹介と共有を皆様とできたらと思いますので今後とも御贔屓に宜しくお願いします

 

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