モリリンの一人テクノロジー

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SAOに登場したAR/MRの究極体『オーグマー』は2026年に実現可能か!?

はじめに

2020年4月にソードアート・オンライン・アリシゼーション War of Underworld2ndクールが始まるのを心待ちにしている方は多いと思います。

私もその一人です。

2ndクールが始まるまでの暇つぶしに、このSAO作品の中で雄一フルダイブ技術でない作品の映画オーディナルスケールの作中に登場したAR端末『オーグマー(Auguma)』は2026年に本当に実現できるのかを考察してみようと思います。 

 

 

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目次

 

動画バージョンあります↓↓

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AR/MRとオーグマーとは

オーグマーはSAO世界では2026年に登場するAR型情報端末であり、AR世界(現実にCGなどを重ねて表現する技術)を最大限に楽しめる技術端末です。この作中ではAR端末として紹介されていますが、実際にはAR(拡張現実)を更に進化させVR(仮想現実)に近づけたMR(複合現実)端末と考えられます。

映画『オーディナルスケール』ではこのオーグマーを装着してARMMO RPGであるオーディナルスケール(OS)を楽しんでいますが実際にこの作品のようなことは現実可能なのでしょうか!?

 

フルダイブ技術についてはこちらをどうぞ↓↓

rinsanagi.hatenablog.com

 

実現条件とその困難性及び可能性

ここからは、オーグマーやそれを用いた作中のようなARMMO RPGを実現させるために必要な条件とその困難性及び可能性を考察して行きます。

・視覚とAR/MR

オーグマーには目の下まで伸びたノズルのようなものがあります。私はこれは網膜投影をするためのものだと思っていました。しかし、どうも視線検知デバイスなるものらしく、このオーグマーは映像を投影して映し出すタイプではなくフルダイブ技術のようにBMIなどの技術を使用して脳と直接リンクすることにより映し出すデバイスのようです。

このBMIによる直接リンクは現在研究が進んでいる分野ではありますが、脳に直接映像を映し出すような高度なレベルには達していません。しかも、このオーグマーのように現実の視野に仮想の映像を重ねて表示することなど全く持って現技術では不可能です。

そのため、もしこのようなAR/MRを作り出そうとするのであれば現状の技術では網膜投影にて投影することが最も有効的なのではないでしょうか。

 

BMI(ブレインマシンインターフェイス)の基本知識はこちらをどうぞ↓↓

rinsanagi.hatenablog.com

 

網膜投影についての基本知識はこちらをどうぞ↓↓

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・聴覚とAR/MR

オーグマーにはイヤホン等の聴覚デバイスが付いていないのに臨場感あふれるサウンドが流れていますが、これも基本的にはBMI技術が使われているものと考えられます。BMIにおける聴覚実験は既に行われ始めており、近未来では完成する可能性が十分に考えられます。また、BMIを用いなくても近年では骨伝導によるイヤホン等があるのでこれを用いることでオーグマーに類似するデバイスを作る事が可能と想定できます。

因みにこの骨伝導イヤホンとオーグマーの形状は少し似ているのが個人的には少しそそるポイントですwww

・AR/MRでの衝撃

私の周りのSAO好きでよく話題になるのが、作中のキリトとエイジの戦闘シーンです。この戦闘シーンでは映像でしかない武器と武器が衝突した際の衝撃が描かれていました。

『これはAR/MRではあり得ないだろ』

などの討論をよくするのですが、この辺も非侵襲式BMIでのフルダイブ技術が完成した後の世界観で設定されているのであればBMI技術の応用でワンチャン可能なのではと思います。しかし、勿論このような高度なBMI技術は現状や数年先では流石に困難と考えざる負えませんが、可能性としてはパワードスーツを用いて肉体を拘束すると言う方法であれば近未来では可能かもしれません。このパワードスーツについては後で別途考察してみようと思います。

・電池

オーグマーの設定では電池はマグネシウムイオン電池で18500mAh(ミリアンペア時)の大容量電池でワイヤレス充電可能との設定だったと思いますが、最近のスマホの大容量電池が5000mAhとかですので普通に凄い容量の電池です。しかし、この部分は現実的に言えば次世代電池として話題の全個体電池と近未来技術である空間充電(ワイヤレス)等で簡単に再現は可能になって来ると思います。寧ろ空間充電を町中で出来るようになればこの作中の設定を超えて無限に充電不要なデバイスの完成も夢ではありません。

 

空間充電に興味がある方はこちらを↓↓

rinsanagi.hatenablog.com

・通信トラフィック

作中ではゲームに用いる通信トラフィックの緩和目的でドローンを専用通信基地局として用いていましたが、これは既にソフトバンク等は研究を始めており、2023年頃には空飛ぶ基地局の量産化やサービス開始を目指すと言うニュースが少し前に報道されて話題を集めていました。そして、5Gや6Gが日本中に完璧に張り巡らされた場合にこのぐらいのゲームに対応するトラフィックは処理出来るようになると予想できます。

・強化スーツ(パワードスーツ)

エイジの超人的な稼働能力を可能とするのがパワードスーツです。これは特に説明しなくても皆さんご存じでしょうが、このパワードスーツは現在軍事用などに使用するためドンドン技術が進歩しており、エイジが使用しているものほど小型でスタイリッシュではありませんが、かなり小型化も進んで来ています。昨今の世界的戦争リスク等から考えてもこの技術は更に加速的に進歩する可能性が高く近い将来ガンツのスーツみたいなものが出来てしまうかもしれませんねwww

2026年頃に実現可能!?

ここまで、オーグマーの技術的な困難性や可能性を述べてきましたが、実際2026年頃にこのSAOに出てくるオーグマーのようなデバイスは開発できるのでしょうか!?

結論から言うと全く同じものは不可能ですが、類似デバイスが開発される可能性は高いと考えられます。

根本的にこのオーグマーはフルダイブしないフルダイブ技術として作中では描かれていると思いますので、現状ではこのレベルのBMI技術を完成さえるのは不可能と考えるのが妥当と思います。フルダイブ技術は2030~2035年頃に完成すると言う意見が現状最も有名な説です。

しかし、類似デバイスであれば可能性はグッと上がります。先にも述べてきましたが、

  • 視覚:網膜投影
  • 聴覚:BMIもしくは骨伝導
  • 衝撃:パワードスーツの応用
  • 電池:空間充電
  • 通信トラフィック:空飛ぶ基地局
  • パワードスーツ:開発が飛躍的に進んでいる

こらの技術を集めることで、類似AR/MRデバイスは2026年頃なら十分完成可能ではないかと思います。また、上記の条件以外にもデバイスの小型化問題等もありますが、これもストリーミングデバイスにすれば可能と考えられますので問題ないと思います。

 

まとめ

オーグマーそれはSAO作品に登場した。AR/MRの究極体と言えるものです。

このデバイスを用いれば『オーディナルスケール』のようなARMMO RPGを楽しめると言う、現在の20~30代に多いSAO世代の夢を実現出来るデバイスです。このオーグマーに使用される技術は基本的に非侵襲BMI技術を用いたフルダイブ技術です。そのため、現状の技術力ではあと数年でこのデバイスを完成させることは困難ではありますが、類似デバイスであれば現状の技術力と技術の発展速度を考慮した場合、2026年頃には完成出来る可能性は十分にあり、今日の飛躍的な技術進歩により私たちSAO世代の人間をARMMO RPG世界に連れ込んでくれることでしょう。

おわりに

今回は私の知識を元にオーグマーについて考察をしてみました。『もっといい方法がある』と言う意見の方もいるかもしれないし『絶対無理だろう』と言う意見の方もおられると思います。私の知識は完璧ではありません。何処かの誰かさんの言葉を借りれば『何でもは知らないわよ、知っていることだけ』ですので、そういった方は是非コメントをください。その様な議論をしたくて私はブログやYoutubeをやっているので大歓迎です。

それでは今回も見て頂いてありがとう御座いました。

シーユー!!

 

フルダイブに興味があれば是非↓↓

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